ドゥームスクロールとは?終わらないネガティブ情報から抜け出すための完全ガイド

春凍しおん
春凍しおん

ネットで流れてくるネガティブ情報…
気が付くと無意識に精神が引っ張られちゃってることあるよね涙

近年、SNSや日常会話のなかで「〇〇思考」「〇〇マインド」といった言葉を見かけることが増えてきました。
けれど、どれが本当に自分の生活を良くしてくれる考え方なのか、情報が多すぎて迷ってしまう…という人も多いはず。

そこで本記事では、いま注目されている ライフスタイルやマインドに関する最新ワード を厳選してわかりやすく解説します。
今回は「ドゥームスクロール(doomscrolling)=ネガティブな情報を延々とスクロールし続けてしまう行為」についてです。

トレンドとして話題になる背景や、日常にどう取り入れられるのかもあわせて紹介するので、今日から気軽に実践できる考え方がきっと見つかるはずです。

ドゥームスクロール(doomscrolling)とは

”ドゥームスクロール(doomscrolling)”とは、SNSやニュースアプリでネガティブな情報を延々とスクロールし続けてしまう行為を指します。

  • doom = 悪い予感・破滅的な事柄
  • scroll = スマホやPCでスクロールすること

気づいたら何十分も“よくないニュース”を追いかけてしまった経験はありませんか?
それこそがドゥームスクロールの典型例です。

よくある誤表記

  • ドゥームスクローリング
  • ドゥームスローリング(誤字)

いずれも指している内容は同じです。

ドゥームスクロールが起きる「3つの理由」

① ネガティブ情報に注意が向きやすい「脳のクセ」

人間は本能的に“危険・不安のある情報”を優先して認識する傾向があります。
これは生存のために役立つ仕組みですが、スマホ社会では逆に疲れとなりやすい特徴です。

② SNS・ニュースアプリの無限スクロール構造

現代のアプリは 終わりのないフィード(無限スクロール) になっており、
「ここで終わり」という区切りが自分でつけにくいデザインになっています。

③ 「見逃したくない」心理(FOMO)

  • 最新トレンドは?
  • 何か大事な情報があるかも?
  • 皆が話している内容を知っておきたい

この“情報への不安”が、スクロールを続けさせる原因になります。

FOMOとは

FOMO(Fear of Missing Out) とは、「自分だけ大事な情報や楽しそうな出来事から取り残されてしまうのではないか」という不安を指す言葉です。
SNSで他人の活動が常に流れてくる現代では、

  • みんなが楽しんでいるのに自分だけ参加できていない気がする
  • トレンドを逃したくない
  • 最新情報を追わずにいると不安になる

といった感情が生まれやすく、この状態を総称してFOMOと呼びます。
“置いていかれたくない気持ち”が強いほど起こりやすい、現代ならではの心理です。

ドゥームスクロールが引き起こす影響

ドゥームスクロールによって心身に引き起こす影響について解説します。

心への影響

  • 気分が沈みやすい
  • ネガティブ思考に偏りやすい
  • 注意力・集中力が落ちる
  • 心が休まらない

体への影響

  • 睡眠の質低下(寝る前のスマホ習慣)
  • 目の疲れ
  • 肩・首こり
  • 自律神経の乱れによる疲労感

スマホの長時間使用は「心」と「体」の両方に溜まりやすいストレスにつながります。

これってドゥームスクロール?セルフチェック

以下に当てはまる数が多いほど、ドゥームスクロール傾向があります。

  • 気づくと何十分もスマホを触っている
  • 「嫌なニュースばかり読んでしまう」自覚がある
  • スマホから離れても不安が続く
  • 寝る直前についSNSを開いてしまう
  • スマホを閉じたあと、気分が重い
  • スクロールをやめようと思ってもやめられない

1つでも心当たりがあれば、対策に進むのをおすすめします。

情報収集とドゥームスクロールの違い

項目健全な情報収集ドゥームスクロール
目的必要な情報を得る不安のまま惰性で続ける
気分理解・安心につながる気分が沈む
終わり自分で切り上げられる終わりが見えない
時間10〜20分程度が多い30分〜数時間になることも

「目的の有無」が最大の違いです。

ドゥームスクロールを防ぐための10の対策

誰でも今日から実践できる対策をご紹介します。

① スマホ使用時間を“見える化”する

スクリーンタイムを毎日確認するだけでも行動が変わります。

② SNSの「推奨(おすすめ)欄」を見ない

おすすめ欄はネガティブ情報を拾いやすいため、意識的に「フォローしている人の投稿だけ」に絞るのが効果的。

③ 通知を最小限にする

通知が減るだけで、スクロール誘発が大幅に減ります。

④ 情報を見る時間を明確に決める

あくまで例になりますが、

  • 朝:10分
  • 昼:10分
  • 夜:15分

のように、情報を見る時間を決めることで「惰性のスクロール」が激減します。

⑤ ベッドにスマホを持ち込まない

寝る前のドゥームスクロールは睡眠質を大きく下げます。

⑥ 心が疲れている日は“情報断ち”を許可する

体調に合わせて情報量を調整することは、セルフケアの一部です。

⑦ ネガティブアカウントのフォローを見直す

感情的な投稿や批判的な言葉の多いアカウントは心の負担になりやすいです。

⑧ デジタルデトックスを小さく導入

1日スマホなしではなく、「1時間だけ」「お風呂の間だけ」など“ミニ断食”が継続しやすいです。

⑨ 読むニュースのジャンルを調整する

テック・ライフハック・趣味・学び系など、前向きな情報を混ぜることで心理バランスが整います。

⑩ スマホ以外の“安心できる習慣”を作る

  • 温かい飲み物を飲む
  • 軽いストレッチ
  • 音楽を流す
  • 紙の本を読む

「手持ち無沙汰→スマホを触る」の流れを断ち切れます。

よくある質問(FAQ)

ほぼ同じ意味として使われます。

  • スクロールし続ける:doomscrolling
  • ネットを漂うように見続ける:doomsurfing

細かいニュアンスの違いだけで、実質同義と考えて問題ありません。

ADHD傾向の人は

  • 刺激に反応しやすい
  • 集中が“ハイパーフォーカス”になりやすい

という特徴があるため、ドゥームスクロールの影響を受けやすいと言われています。
※一般論としての特性であり、特定の個人に当てはまるとは限りません。

いきなりゼロにする必要はありません。
「使用時間の可視化」→「通知減らす」→「寝る前だけ禁止」
といったように、段階的に調整するのがおすすめです。

まとめ|スマホ時代だからこそ“情報との距離感”が大切

ドゥームスクロールは誰もが無意識にハマりやすい習慣です。
しかし、

  • 使用時間を整える
  • 見る情報を選ぶ
  • スマホとの距離を調整する
    といった小さな工夫で、心の負担は大きく軽減できます。

スマホを見る時間を“コントロールする側”に回ることで、
あなたの毎日はもっと軽く、もっと健やかになります。

春凍しおん
春凍しおん

自分が取り入れる情報をコントロール。
意識的に取捨選択することは自衛にもつながるね!

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